2007年4月 8日 (日)

石原三選

やはり予想されたとおりの残念な展開でした。都政は今回もわれわれのものにはなりませんでした。

学者・ジャーナリストの勝手連――学問的にも、問題意識の点でも尊敬している友人がいます――がようやく後半に動き始めたとはいえ、それまで、内部にいないものとしては、そんな集団が存在することすらわからない。MLやSNSでのやり取りをみるかぎり、浅野を担いでいる人々の浮き足立ったところがいっそう目立つだけでした。

「こうなることはわかってたんだよ」式のさかしらな言い方はなるべく避けてきました。自分の先見の明を誇ってどうなるというものでもないからです。しかし、あえていいましょう。

■前回の石原当選から4年の時間をどうしてきたのか。選挙で選ばれたものは選挙で退陣させるという正道を目指さず、暴言を吐くたびに「石原やめろ」でうっぷんを晴らしてきただけの「市民派」の脆弱さ――。

共産党との共闘を模索した形跡がまったく感じられない、出羽守的「社民主義者」。「ごめんなさいね」といいながらオヤジのホンネを吐くのが政府のお偉方なら、「俺は社民だ」といいながら、共産党をののしることにやけに熱心なのが「左派」なのか。ヨーロッパ型社民主義を持ち出すが、われわれが取り組まなければならないのは日本での応用問題だということに気がつかないのは、ひところの民主的社会主義とほとんど変わらない。

九条の会を名乗っていながら、浅野氏に対して、憲法の「活用」や九条二項の「軽率な改正に反対」――憲法護持でなくてもよいのである――の公約を正式に取り付けようとはしなかった人。こちらの質問に際して、一言の断りもなく、他のMLでの使い回しで答えるという無礼な態度をとられたことには正直いってあきれている。あなたは、メディア――それもゆくゆくは『世界』あたり――への登場をねらっているのか。
護憲をいうとアカといわれる→損だ。計算高く振舞ったつもりだろうが、結局は左の無党派には愛想をつかされている。

■九条護持ですよ、という返事を拡大解釈して浅野=護憲派と強弁した人々。民主党や連合の支持を得ている以上、浅野氏が厳格な護憲の立場をとることはありえない。そうであれば、なおのこと、マニフェストなり、政策協定なりで浅野氏に影響を与え続けていくことが必要だ。「より少ない悪の選択」をいう程度の政治学の知識はあっても、交渉ごとをやろうとしない。討議でものごとをきめるのも苦手らしい。

■ネットという、切り張りされやすい世界で、「あんちょこ」をつくって事足れりとした人々。案の定、突っ込まれてぐちゃぐちゃになっている。少なくとも、あれで説得されたという人はあまりいないだろう。何を言いたいのか、自分でもはっきりしていないのでしょう。

……これから、長く、そしていっそう苦しいたたかいがはじまることだけは確かです。

2007年4月 2日 (月)

マニフェストを読んで選挙に行こう

このブログの政治的立場とは少し離れてのお願いです。

東京都民のみなさん。
どうかマニフェストを読んで4月8日の都知事選挙に行ってください。

みなさんの一票が、隣接する県の知事や市長や議員たちの行動に影響するのです。その意味であなたがたの投票には大きな意味があるのです。

マニフェストはこちら

自治体タブを押して東京都を探すとでてきます。

2007年3月28日 (水)

石原都政2題

佐々淳行といえば、小島亮『ハンガリー事件と日本』では颯爽と登場し、浅間山荘では持ち上げられ、天木直人『さらば外務省!』では「腕を撫で撫で」(さすりさすりだったかしら?)お方ですが……。

石原都知事の接待相手が佐々淳行というのはすでに報じられていたけど、書類の現物が見られるサイトがあるのですね。その名も「税喰う人びと-特集:都知事の豪遊・ムダ使い」

警察OBで接待の当事者が、選挙の責任者として出張ってきてることからして、露骨すぎるのに、誰もそれを問題にしない。

もうひとつ。石原をささえているのはいわゆる「右翼」だけではない。どういう人が彼を初当選させたのか。

羊通信なるサイトをあなたは知っているか?

2005年1月14日で更新が止まっている。デイトレーダーとして忙しいのか。それともそもそもご存命なのか。

主催しているのは、かつて、「浅田彰に新聞で質問したら取り上げられた」というのがプライドのライター。何でもバブル時代はフリーの編集者として、広告関係で70人もの人間を束ねた経験があるらしい。

ポストモダンがどうのこうの、でもって、好きな作家は村上春樹という幸せなお方だが、世界都市博中止でバブル再来の夢をかなえてくれなかった青島には恨み骨髄らしく、でなんと石原支持である。選挙戦の初期、江戸っ子だの東京っ子だのを持ち出したのはこういう人たちが有権者だからだろう。ではここでコピーを。
==========
TOKYO、カッペでホーカイ・・・   99/3/7

東京じゃ都知事選挙で、候補者がイッパイで、なんだかかんだか、てな感じ。
面白いのはほとんどの候補者とゆーか特に保守系の候補者、自民党員とか自民党出身とか、元自民党とか、そーゆー保守系の人ほど国の権限の制限と東京の権限の強化つまり地方自治体の権限強化を主張してることですね。

どーしてか? つーと…
彼らが自民党で見てしまったものは

“カッペが牛耳る利益配分”
つーことでしょー。
でも、ま、自分に直接関係ないからいいかあ、とか思ってたらバブル崩壊。んで、全然景気は回復しなくって、ますますヤバ~イ感じ。うんこりゃしょっと、チョット勉強すべエとホントにちょっと勉強したらわかっちまったのが税収と予算配分の異常さ。

ウゲエ、大都市圏は税金とられるだけで、公共投資の名目他予算は90%以上地方へいっちまう。でも、お偉いさんは地方出身者ばかりだからお偉いさんに逆らうのはよしてジット我慢しよー。と思ったのだが、そー言ってられないほど経済はホーカイし、学校も家庭も職場もホーカイ、ホーカイてな手軽な感じでカジュアルに木っ端微塵路線一直線なのですな、現在。ヒーローは宮台真司さんオンリーな状態? いいぞ、いいぞ、東京コッパミジン。

バブル人気だったのを認めた管直人氏なんか政策もバブル以上な感じで、「財源は国債を発行すればいい」とかほとんどガイキチ系並でもあって、ボクはホントに驚いたのでした。

それに比べ舛添さんや柿沢さんの政策はいいですね。もちろん大前研一さんも。

東京問題とゆー世界最大都市の問題こそが日本の問題
であって、不況も東京問題の悪化が大きなファクターであることを見抜いている彼ら。

地方分権の促進が重要なんですが、もっと重要なのは、地方が自分の財源で独立すること。
地方分権で権限は独立、でも財源は大都市圏の税収から、とゆー独り善がりで甘ったれたカッペ根性
をビシッと直さないとダメですね。

コレってカルチャーでもモロにそーなんですね。
口達者なカッペになると、ワザワザ東京まで出て来て、やっとこさ23区内に住み、いきなり「都市的感性の打破」なんつースローガン掲げて、なんかやってるつもりになっちまうってな感じ。ただ浮いてんのに。オマケにこの同類項カッペちゃんは23区外は東京じゃないとか思ってるしい。都立大って何処にあんだか知らないのかなあ? それとも多摩地区で木々の緑を見ると東京コンプレックスが疼くんでしょーか?

マテリアルにモノゴトを見る能力もなく、ポストモダンには感覚的に反発し、東京ビョーの自分を直視できない真性カッペちゃん。キット、
地方交付税と○○対策金や●●手当でブクブクに弛んだカッペな親
を持ってたりするとそーなっちゃうんでしょーね。

ダメ連や貧乏くささを守る会の方が素直でいいな。

石原さ~んだあ・・・   99/4/12

ワ~イ、都知事選だア!!!

イッシハラだア!!!(コレはアオシマさんの18番だったよ~なあ)

つーことで、石原さんが当選だよ、やっぱ。

今回の都知事選の候補者の共通項は「国との対決」でした。
大人だねえ、さすがオジサン達。

サブカルジヘイショーの怯えたボーヤたちにゃ「国」なんて想像もつかないし、それと「対決」なんてもー顔面そーはくソノコもビックリてな感じでしょ。
おまけに「横田基地返還」なんつったら神に逆らうゾーリムシみたいに思われちゃう。
ネットや新聞で見かけた石原さんへの批判で、民主党議員や民主党支持者の「ファシスト」とかゆーケチって目立ちましたね。
憲法改正安保万歳を長い間主張してる民主党鳩山さんの方がタカ派なんですけど。その辺、有権者は見抜いてたようです。いかったいかった。
それに地方のゼネコンのためにある全国道路建設促進協議会に参加してるのも民主党、鳩山さんだしね。
行革に反対する労働組合の連合も民主党だしね。

国民の平均年収が4百数十万円に下がり、
中小企業の平均年収が3百数十万円という限界になりつつあるけど、
連合の平均は7百数十万円だし、
金融機関の平均は800万円だか900万円台でしょ。

バブル崩壊の直撃を受けて下請け中小企業が大変なことになってる時に、その中小企業の犠牲の上にあぐらをかきながら、足りないアタマで口先だけのムダ使い批判をやったのが青島さんを当選させたサラリーマン。
このオメデタ頭脳と他者の苦渋には目をつぶるヒキョー者コンジョーさんのサラリーマンさんたちには実施で学習指導が行なわれつつありますね。下請けや取引先の中小企業を犠牲にしつつ自分だけはちゃっかり家なんかローンしちゃってえ、もう、つー感じで破産宣告待ってまーす、の世界。でも、ホントに馬鹿だとそーなっても中小企業の苦しみなんて思い及ばないで、自分の苦境だけで小さなアタマ一杯にしちゃって、一挙にイッちゃうのがファシズムの世界なんだよねえ。
経済崩壊から無能知事、ついでにファシズムとかまで来りゃ、こりゃワイマール共和制の果てみたいなもん。
なんでもいいけど、それを誘引し、さらに推し進めたのは、気の小ささに比例してアタマもバカなプチブルだからなあ。

そーいえば、ネットじゃプチブルカッペのサイトはズイブンなくなったんで、ラッキーな気分です。
(以下略)
===引用終了==================

それにしても、「大東京主義」というのはこういう感性だったのだね。地方出身者としては笑うしかない。

件の「羊通信」読んでみると、ニューアカっぽいことを書き連ねていた時代もあるようで。サヨク→ネオリベまっしぐら。
2ちゃんねらーそのままの中途半端な社会科学(社会科といったほうがいいか)の知識。ブログに表示するのも気色が悪いが、こういう手合いの支持あって1期目の石原都知事が誕生したわけである。しかし、trickle down論そのままのものいいにはあきれる。それに、石原自体がゼネコンに乗っかっているのはこの時点であきらかになっていたはず。

鈴木時代の開発が、実に寝苦しい東京を生んだことなど、少しも理解できていないらしい。

東京はあと4年、暑苦しいことになるのか?

2007年3月17日 (土)

理想のファミリー、日活?いいえ東映

Sibutu_2 烏賀陽問題で、横暴なオリコンですが、あの「理想のファミリーランキング」も、オリコン主催。

しかも、このランキング、2006年の1位は、なんとあのファミリーが! 興行界のボスと●●政治家の結託なんて、往年の日活映画そのものだが……。そうはいわないでおきましょう。

たしかに、「理想」だろう。内部の人間にとって。外部の人間にとってはめいわく至極。石原の本質をファシズムだの、独占資本だのと大げさなものの人格化と考えるのも一考の余地があるかもしれない。そんな大仰なものと考えるからよけい術中にはまる。むしろ、トンデモなんです。トリックスター。

日活でなくて東映なのである。梅宮辰夫が、不良グループ「カポネ団」のボスを演じる「不良番長」シリーズの都政版が慎太郎と考えたほうがいい。もっとも、理想のファミリーに奇しくもランクインしているように、辰アニイ、今ではすっかりやきがまわっていますが。

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