二人の死
年明けてしばらく、二人の死があった。
一人は、小学3年から中学卒業までいっしょだった、U君。数年前に交通事故で後遺症が残ったことは知っていたが、昨年亡くなったらしい。欠席した同窓会の集合写真と名簿が角封筒で送られてきて、幹事役の女性のまとめた文章で知る。「そういう年になったのだな」という寂しさがある。
年末にだらだら仕事をしてしまったこともあり、同窓会の返信ハガキには欠席に丸をつけて返送したところだった。仮に能率的に仕事を進めていたとしても、田舎に帰るとやはり気詰まりなのだろう。
そもそも、フリーの校正者などというのは一番わかりづらい職種で、事実、高等学校の名簿の時は、それで事務担当者とケンカになった。「フリー」とかいているにも関わらずしつこく「所属」を聞かれるのである。小・中(1クラスしかない)ではそこまで不快なことにはならないだろうが……。
もう一人は、父の旧制中学時代の友人。旧制京都三中~大阪外語~京都大学と進み、三十台半ばで立派な禅僧になっていた。こちらは大往生(だろう)。大学に進んだ時点ででも一度お目にかかっておくべきだったかな、と今にしてつくづく思う。

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