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2009年6月30日 (火)

脱線寸前!

P1010766_2 知らないうちに健康を損なっていた。具体的に言うと、ヘモグロビンが基準値の半分しかなく、かなりひどい貧血に。道理で25日、都内の医院からの帰途、ターミナル駅からすぐのデパートに寄るのさえしんどかったはず。この二週間ほど、まるで土踏まずがなくなったような感じだった。

6月25日に潰瘍性大腸炎をみてもらっている都内の内科で貧血を疑われ採血してもらった。翌日には結果が出ていたのだが、うっかり忘れていると電話がかかってきた。ひどい貧血である。
近所の医院(これは内科にあらず)でも翌日、これは大学病院レベルで診断してもらうべきだ、良性のものではないとまで、言われた。実は、採血しての検査は1ヶ月前ここでもしていたのだ。何も知らせがなく、てっきり安心して薬をもらいに行ったところが、老先生の機嫌が悪い。老先生は、都内の医師にかかっていることもお気に召さないようすである。困ったが、都内の医院のほうがつきあいが古いので、まず電話で相談し、結局、週明けの予約を優先することにした。

結果は、単なる栄養失調! 4月に劇症状態が治まって以来、肉に注意しすぎたため。せいぜい、豚か鶏、あるいは魚という生活を続けた結果らしい。牛肉をめったに食べず――ここ一年ほどすき焼きを食べなかった――、朝食もハムがある日は卵を食べずというセーブぶり。

それにしても、栄養失調とは……。道理で、社会保障判例大系の仕事がどうもはかがいかなかったはずだ。脱線寸前だったんだなとこわくなった。

医師の命令でしばらく都心部へ出るのを極力セーブ。労働組合の大会も、それに先立ってのミーティング(会計監査)も返上。

2009年6月21日 (日)

校正、しています。

校正は……しています。

・5月後半から6月中旬まで、社会保障判例大系のしごと。最後のところでいつもの念校とぶつかって、遅れる。あとニ、三日早ければと後悔しきり。これは私が悪い。およそ680頁の二段組。実際は、あと少しあったのだが、ゲラ返送が遅れて他に任された由。

41in7v2soal__sl500_aa240_ ・昨年末の自筆原稿との格闘の結果が、西成田豊『退職金の一四〇年』(青木書店)。欲をいわせてもらうと、索引と年表があればなあ、と思う。「索引をつけない本を出す奴は死刑!」というのは品川力の名言だが、昨今はこれが通らない。
校正をしていて、役にたったレファ本の一つが、山田盛太郎『日本資本主義分析』だった。といってもあの簡潔を心がける余りかえって晦渋といわれるマルクス主義文献を私が読み解けるわけじゃない。キモは年表である。特に明治初期の用語は『~分析』の年表から検索して本文と照らし合わせるという方式でずいぶんと助けられている。無駄な黒字を出さずに済んだのである。

2009年6月20日 (土)

松村正直『駅へ』

最近、読んでるのは
松村正直『駅へ』
作者のホームページから注文して、いま、6割かた、読み終ったところ。

装丁・戸田ヒロコとあり、いっぺんで好感度が上昇。というのも、戸田さんと同じ組合にいたためである。プレインで読みやすい。

私自身、80年代末葉から90年代の前半まで、詩歌系結社にいたし、時代が圧倒的に口語に振れていたので、口語の歌を詠む人にはちょくちょく出会ったが、それとは違う感じ。うるさくないのである。四百十五首の中で、音楽が鳴っているうたがない。「俵万智現象」のころ、サザンだったり「ホテルカリフォルニア」だったり、ビートルズだったりがいつも小道具としてチャカチャカ鳴っていて、違和感を感じていた――、あとで中島義道の「うるさい日本の私」を読むとどうやらこの違和感がわかったが――。『駅へ』はそれとちがって、道具立てがごちゃごちゃしていないのである。部屋の中もおそらく家具が少ないだろう(後半三分の一は、今後家具は増えていくだろうと思わせるが)。

これは朝日の「人脈記」でそこはかとなく新聞記者が匂わせたような時代の反映というのでもない(新聞記者は時代のインデックスとしての理解しかできない)。たしかに体温は低いかもしれないが、病んではいない。

函館~福島~大分と漂泊するストーリーはあっても、山田洋次ふうにならない。ローカルカラーを出さないのは、三浦展ふうにいえば「ファスト風土化した日本」の象徴でもなく、やはり、あえて拒絶しているのだろう。そのあたりは相当意識的である。風土性の欠如についての吉川解説も見事。

口語主体といっても、よくある「荒削りだが……」といって頭を撫でられているタイプの歌と違い、つくりは周到。小池光ふうにいえば「溶接」状態は使うし、平板報告詠を逆手にとったうたもある。前衛短歌運動が半世紀以上たって完全に咀嚼されているというのが私の感想。

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